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J122 ジョイントトルク分析/ユンカー振動テストスタンド
J122
振動試験中に、振動数や振幅がジョイントの抵抗力により変化させられるようなことは、絶対に発生してはなりません。 そのような試験品質を落とすようなことが無いように、J122はコンピューター制御のDCブラシレスサーボモーターシステムを採用し、サーボモーターの回転数と出力をコンピューターでコントロールします。 振幅は、モーターの駆動軸と、ボルトに振動を与えるグライディングプレートを、振幅にあたる偏芯を持たせたエクセントリックブッシュを介してコネクティングロッドで連結し、メカ的にモーター駆動軸が一回転すると、その回転で正弦振動が一サイクルとなるリンク機構を構築しています。 このリンク機構が、振動数=モーターの回転数が一定であれば振幅も常に一定となり、国際規格が規定するどの要求も完全に満足させている試験が遂行できます。


J122
ボルトファスナーに振動を伝えるグライダープレートは、片側のV溝に4個のフラットローラーケージベアリングと2個のアングルニードルベアリングでセットされ、その溝を上下スライドしますからISO16130が要求するガタつき±0.5mm以内を確実に満足させます。 グライダープレートと固定プレートはフラットローラーケージベアリングを介してセットされ、ISOの要求を十分に満たしています。

可動部や摺動部には、贅沢過ぎるほどのベアリングを多用して試験に悪影響がでる振動を最大限抑え 騒音の発生も最小にしています。



carrying case
J122ポータブルテストスタンドは、キャスター付きの耐衝撃性の高い樹脂製のキャリングケーズに簡単に納まり、重量が 19kg前後で比較的取り回し易く、遠方の客先でも持ち込みができ、ユーザーの面前でデモンストレーションが行うことができ るファスナーメーカーの強力な販売ツールとしても使用できます。



必須オプション

トルクセンサー
torue sensor Vibrationmaster専門チームが開発したジョイント分析・グラフ・締め付け要素演算解析ソフトTEST SUITEのジョイント分析に欠かせないトルクトランスデューサーがトルク/軸力の計測から、トータル摩擦係数、ナットファクターKが、国際規格の公式演算式で計算されリアルタイムで表示されます。

横方向負荷力(剪断力)センサー
shear force sensor
ボルト軸に対し垂直方向から負荷される横方向負荷力(剪断力)の計測センサーです。
TEST SUIITEのグラフ解析機能により、軸力の減衰カーブと同時にスクリーンに表示させることもできます。

剪断力が計測できることは、装置設計エンジニアが使用を想定しているボルトジョイントが、設計した実際の装置内でそれがどのような状態にさらされるかの推定や、あるいはFEAとFEM解析に重要な情報が提供されるということです。


偏心ブッシュ
eccentric bush
±0.05oから±1.25mmまでの0.05o間隔の偏芯量のブッシュ25個セット。 木製ケースにブッシュ交換引き出し工具がセットされています。 これ以外のユーザー独自の偏心量が必要な場合は、特注製作が可能です。


テストファスナ取り付けアダプタ
adaptor
テストファスナーを試験スタンドに取り付けるためのアダプター類です。 国際規格のDIN、ISO、そして例えばプライベート規格であるフォルクスワーゲンの規定でも、ユンカー振動試験ではクランプレングス(締め付け最終時のボルト座面からナット座面までの長さ、つまり締め付け工程のボルト軸で最も伸びに貢献するであろう軸長さ)を、厳しく規定しています。 Vibrationmasterは、各規格に合わせた専用のアダプターを取り揃えています。 発注時に、どの規格(DIN、ISO、あるいは独自規定)ご指定して頂ければそのクランプレングスのアダプターを製作します。  


モデル J122 J160
  試験ファスナーサイズ M1〜M12 M3〜M16
  横変位量(振幅1/2) ±0.05〜1.25mm ±0.05〜1.60mm
  振動数 0〜12.5Hz
  最大軸力 50kN 70kN(dynamic)/80kN(static)
  電 源 100/115V 50/60 cycles 15A
  寸 法 L:307   W:186   H:434



大径ボルト用テストスタンド

J600 J600: M3〜M30,
J900: M3〜M45

大径ボルトの巨大なクランプ力に対抗するために、ユンカー振動の発生装置がコンピューターで完全制御された油圧装置を使っています。

油圧装置の制御方法は、vibrationmaster開発のクローズドループシステム(特許申請中)で 振動数、振幅がモニタリングされ、コンピューターが油圧装置を完全コントロールします。 さらに、コンピューターコントロールの電子式のため、試験中でさえも任意に振動数も振幅も、自由に変更できます。

ボルトジョイントを決定する要素、トルクと軸力の関係を実際のボルト/ナットを使って決定できます。 

これには、ボルトジョイントの機能原理を完全に理解することが分析するために必要です。オプションで利用可能なトルクトランスデュ―サーとVibrationmaster分析ソフトTEST SUITEを使い、摩擦係数、軸力対トルク、K (ナットファクター係数) など、ボルトジョイント要素の決定を国際規格に準拠して分析きます。

これらすべての評価された機能を同時に究極のテストにかけることができるようにするために、J600/J900は横剪断力計測するためのテストベンチとして機能します。 したがって、DIN 65151、DIN 25201-4、ISO 16130、および動的横方向振動でのボルトジョイントの自己緩み現象に関するいくつかの OEM仕様などや国際規格、規制に従って、ファスナーと固定要素のテストと検証が可能になります。

設計エンジニアにとって、J600/J900ファスナーテストベンチは、材料の選択、寸法レイアウト、硬度、表面仕上げなど、選択できる多数の設計パラメータの相対的な有効性だけでなく、さまざまなプロセスや生産管理の影響を比較する材料を提供します。

ますます重要性を増している品質管理の観点から、J600/J900 は、関連するすべての設計パラメータ、材料パラメータ、およびプロセスパラメータの間の複雑な相互作用と、それらが製品性能に及ぼす影響に関連する製造適合性 (CoP) の厳密な監視を可能にします。